会長挨拶

第74回日本皮膚科学会西部支部学術大会
会長 名嘉眞 武國(久留米大学医学部皮膚科学教室)

この度、第74回日本皮膚科学会西部支部学術大会の会長を務めさせていただくことになりました。大変恐縮しておりますが、この場をお借りして感謝するとともに参加していただく先生方やスタッフの皆様が満足できる学会を目指し精進していく所存でございます。

まず特別講演では各領域の第一人者の先生方による興味深い演題を準備させていただきました。そのお一つとして久留米大学外科学講座の同窓生であります横倉義武先生にご依頼しました。先生は元日本医師会会長と同時に世界医師会会長もお務めになられました。先生のコロナ感染のご対応の経験から、今後の新規感染症のパンデミックに備えてメッセージをいただく予定です。他の講演も大変興味深いもので是非抄録をご参照ください。

次に本学会のテーマを「他科とのコラボから皮膚科学の魅力を!」とさせていただきました。近年多くの炎症性疾患に関して病態や合併症も含めた治療において皮膚科単独ではなく他科の協力も大変必要で重要であることが示されてきています。今回他科との関連が重要である疾患に対して、それぞれの疾患に対して多くの他科のエキスパートの先生方にご発表もしくは座長をご依頼して皮膚科の先生方と熱い討論ができるようにと考えました。また皮膚科領域でも次々と新薬が承認されていることから、これらに関連する疾患に対しても満足の得られるセミナー等を開催する予定です。

またこの挨拶文を作成している現在もコロナの状況が把握できませんが、やはり会長招宴会や懇親会の開催は控えさせていただくこととしました。しかし観光地ではない久留米の売りはB級グルメです。そのためこれまで開催されることのなかったものとして、昼間にハッピーランチタイムと称して楽しい時間を過ごせるような企画を計画しています。是非本学会を通して今後に役立つような有意義な時間が過ごせるよう久留米大学皮膚科学医局員一同、同門会の先生方、そして事務局長の石井文人准教授をはじめ学会事務局の皆様としっかりと協力して準備しておりますので、多くのご参加を心よりお待ちしております。

最後にポスターのロゴマークはの文字を円形につで全周させ、これで「(九)(ル)」、そして中央にダーモスコピーで観察したラーメンのを合わせて「くるめ」を表したものです。ご笑納いただければ幸いです。